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09 05/2013

断乳と通過儀礼

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卒乳と断乳という言葉があります。
卒乳とは子供自ら母乳を必要としなくなり、自然に飲まなくなる事。
断乳とは子供、親双方の為に計画的に母乳を断つ事。

突然に授乳を止められた母方は、母乳の生成サイクルを急には変えられません。
飲まれることのない母乳は乳房をパンパンに腫れ上がらせます。
これは大変な苦痛なんです。近くで見ていて痛々しいほどに。

母親の方は卒乳でも断乳でも同様の苦痛が襲ってくる。
子供の方はと言えば、卒乳時には何のストレスもないそうです。
断乳の時とは訳が違う。
断乳時の子供は、大好きなおっぱいを突然に否定されるわけですから、それだけでも大混乱。
おそらくはものすごいストレスにさらされるんです。

あの小さな体と心で。

我が家の場合は2歳での断乳を選択しました。
卒乳を待っていてはいつ授乳を終了できるか分らないし、母親の体、食事面、睡眠面、成長に関しても次のステップに進みにくいのでそうしたわけです。
決断しなければ、物心つく4~5歳になっても卒乳できないケースもあるらしいのです。

この選択で、2013年のGWは彼ら二人の通過儀礼の日々である事が決まった。

人生のいくつかの段階で、この通過儀礼というものは現れます。
それまでの価値観から一気に脱出して、新しい価値観の元に向かうという事。

例えば戦場に送られる兵士などは、訓練の始めに非常に理不尽なシゴキに合い、まぁ、ある意味での洗脳状態にさせられる。
そうでないと、いきなり戦場に放り込まれたのでは心の健康が保てない。

普通の会社の新入社員に対しても、同じような訓練を受けさせる会社は多い。
2~3日の合宿状態にさせられ、研修と称して大声で無意味な言葉を絶叫させたり、仲間意識を強く持たせるための研修という名の洗脳を受けるのです。

思春期に現れる親に対する反抗などは人間にもともと組み込まれた通過儀礼の本能なのかもしれないですよね。

とにかく、とても大事なステップなのです。

言葉を覚え始めた子供は、自分の周囲にある環境にも気付き始め、その意味を理解する。
自我が少しずつ芽生え、駄々をこねたり、わがままになっていく。
そして、衣食住の中でも特に重要な食に関して、母乳がもらえるという絶対的な安心感が生きていく上での基本になるのです。

それを取り上げてしまう。

これが人にとって初めての通過儀礼なのかもしれないと思うんです。
まだまだ安定したとは言いがたい状況は続いていますが、とにかく大切な日々を今リアルタイムで過ごしていると実感しています。

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